毎日死ぬスタイル

みなさんは、

あの頃に戻りたいと思う時代がありますか?


残念ながら、

私には輝いていたと思えた頃が

思い出せないのであります。


いつの時代を思い出しても

何か足りてない自分ばかり。

そして、いいことも悪いこともまとめて忘れている、イマイチな私。


これからお話することは、一つの視点。

私の歩んだ足跡を、無かったことにするわけではなく。母の顔を忘れたわけでもなく。

過去を疎かにする意味ではないので、誤解の無きよう。


さて、話を戻しましょう。

基本、私が冒頭のような質問を受けたら

決まって答えるのが


「今」。


過去など、殆ど記憶にないことも事実だが

泣いて笑って、たくさん学んできた今が一番いいに決まってるじゃない。


そりゃ、シワも増えたし、白髪染めに変わったし、ホルモンバランスも崩れてガタガタだし、風邪引いたらもう死ぬのかなとか思うくらいキツイけどね。


でもやっぱり今が好き。

毎日やりたいことがたくさんあるから。

それらが叶ってない過去に魅力はない。


人は毎日死ぬ。

昨日の自分は他人。

都合よく嫌なことともさよなら。

昨日の輝かしいこともさよなら。


昨日のことは全部昨日に置いてきた。

今日の私、さて、どうする?


私の場合、自分を見失いやすいから

過去に心を引っぱられるなんて

余計の中の余計。


誰かの心変わりだって

そんなに驚くことでもないさ。


今日もまた、死ぬのだから

今日という一日を精一杯生きたいの。


勇気を振り絞って挑戦したり、謎が解けたり、閃いたり、衝撃!と言えるほど感情を揺さぶられたり、決断が実行に移る時、

もはや、生まれ変わった

と言う表現をしてもいいんじゃないかな。


未練や後悔。

過去の栄光。

そんなのって、今が死んでるみたいで

なんだかつまんない。


過去は確かにあった。

でもそれは、確かに今ではない。


床に伏しても、

私は同じことを思えるのか。

正直、自信はない。


だから、今の私はね。

幸せだってことさ。